運動療育では、脳からの指令で体の筋肉をうまく動かせるようになるプログラムが取り入れられています。見本の動きを見て真似をする、音楽を聞きながら動くなど、目と手足、耳と手足などを一緒に動かす体操は、感覚統合に効果的です。脳に刺激を与えることで、さまざまな感覚が正しく機能するようになります。体操などは発達障害児でも取り組みやすく、続けていくと体の使い方が上手になることが実感できるでしょう。

運動療育では運動を通じて脳を鍛え、勝ち・負け、ルールを守ること、順番を待つ、集団指示を聞くなど、子どもたちが発達の段階で自然と身に着けていくことで、社会性など育みます。(運動の中にもSSTが含まれています。)

また、運動に親しむことで柔軟性やリズム感、バランス感覚などを養い、日常生活を送る上でも必要な筋力や身体基礎能力も育まれます。

さりげなくサポートすることで、出来なかったことが出来るようになる達成感や自信を育み、前向きになることで積極性が生まれます。この経験から積極的に出来ないことへも取り組み、様々な刺激を得て成長していきます。

運動による基礎体力の向上や脳への刺激による良い影響が楽しい気持ちを作り、積極的に運動に取り組む意欲を生み「出来た!」という成功体験。そこから次から次へのやる気を生み出し自己肯定感の成長に繋がります。

歩いたり走ったり単純な運動でも、脳が活性化し脳の発達に良い影響を与え、特に幼児期の早い段階での運動療育を行うことで脳の発達を促します。

感覚統合…脳からの指令で身体を動かし、実行するという一連の流れを言います。運動が苦手な人はこの一連の情報伝達がうまく機能していないということが関係しているかもしれません。